天然ガスを原料とする都市ガスは、CO(一酸化炭素)を含まない安全性の高いエネルギーです。
比重(空気=1.00) | |
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都市ガス | 0.638 |
プロパン | 1.52 |
ブタン | 2 |
天然ガスは、空気よりも比重が軽いという特性があります。したがって万が一ガスが漏れた場合でも、低い所に溜まらず、空中へと拡散しやすいため、ガス事故の防止にもつながります。
地球温暖化の原因とされるCO2削減に向けて、クリーンなエネルギーへの転換が急務とされています。その柱の一つが天然ガスです。
地球は太陽光のエネルギーを受けて温めながら、そのエネルギーの一部を宇宙空間に放出しています。この双方の反復運動がバランスよく行われることにより、動植物が住みやすい温度のバランスを保っています。
ところがCO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスの濃度が上がると、温められた熱を宇宙に放出する運動が妨げられて、地表の温度が必要以上に上がってしまいます。これが今、大問題となっている地球温暖化です。
地球温暖化を防ぐにはCO2(二酸化炭素)の排出量の少ないクリーンなエネルギーへの転換が必要とされています。そのためには、太陽光や風力等の再生可能エネルギー等の新しい技術開発が行われています。
しかしながら、再生可能エネルギーだけでエネルギー需要を賄うのは困難であり、今注目を浴びているのが、天然ガスです。
天然ガスは、他の化石燃料と比較してCO2の排出量が少ない、クリーンエネルギーであることから、世界的に需要が増していくものと見込まれており、一次エネルギー消費における今後の見通しにおいても、引き続き、大きな役割を担うとされています。
京都議定書の目標を達成するために、天然ガスにさまざまな役割が期待されています。
2005年度との比較では石油は大幅に減少するものの、天然ガスの重要性は変わりません。
埋蔵量の多くを中東に偏っている石油と違って、天然ガスの中東への依存度は石油ほどなく、世界各地で確認されています。